建小廣國押楯命、
坐檜坰之廬入野宮、
治天下也。
天皇、
娶意冨祁天皇之御子、
橘之中比賣命、
生御子、
石比賣命
訓石如石、
下效此、
次、小石比賣命、
次、倉之若江王。
又娶川內之若子比賣、
生御子、
火穗王、
次、惠波王。
此天皇之御子等、
幷五王。
男三、
女二。
故、
火穗王者、
志比陀君之祖。
惠波王者、
韋那君、
多治比君之祖也。
建小廣國押楯命、第二十八代宣化天皇は檜坰之廬入野宮で天下を治められました。
宣化天皇は意冨祁天皇の御子の
橘之中比賣命を娶られ、生まれた御子は、
石比賣命、
次に小石比賣命、
次に倉之若江王です。
また、川內之若子比賣を娶られて、生まれた御子は、
火穗王、
次に惠波王です。
この天皇の御子は男三柱、女二柱の合わせて五柱です。
そして、火穗王者は、志比陀君の祖先です。惠波王は、韋那君と
多治比君の祖先です。